大島町では、都立大島公園で展示されていたキョンが昭和45年の台風で逃げて、野生化してその数を増やしています。平成17年に外来生物法が制定され、キョンが特定外来生物に指定されたのを受け、東京都がキョンの防除対策を始めた結果、大島公園の周辺では減少傾向にありますが、それ以外の岡田、元町、差木地などの市街地ではキョンの目撃事例が増加し、ランなど希少な固有植物や明日葉などの農作物への被害に加え、自動車等との接触事故も多発するなど、推計では、大島町のキョンの頭数は1万頭を超えると言われるまで増加し、早急な対策を望む声が上がっています。
そこで、鉄砲による駆除については捕獲できる人材が少なくなっていることを踏まえ、島外から捕獲を専門にする方の応援を求めたり、網やワナを活用するなどして、キョンの防除対策を迅速に実施するよう、都知事に対して、大島町長とともに要望を行いました。
(前田副知事に要望する役員等と大島町長)