伊豆・小笠原諸島周辺海域に出没する密漁船は、わが国領海内で堂々と中国国旗を掲げ、時には200隻を超える船団で違法操業を繰り返しています。多数の大型密漁船が漁場を占拠しているため地元漁船の操業や航行を妨害し、なおかつ観光にも大きな影響を与えています。
また、都が保護している貴重なサンゴ資源を略奪していることは操業形態からも明らかです。このような組織的な犯行は、伊豆・小笠原諸島に住む人々に経済的打撃だけでなく、「島の安全」に不安を抱かせています。既に、東京都知事あてには要望書を提出し、対策を求めていますが、領土・領海を守ることは、国が果たすべき基本的な責務です。
そこで、都議会自民党は毅然たる対応策を求め、太田国土交通大臣、佐藤海上保安庁長官に、法と正義に基づいて領海を守り、中国漁船による違法操業に対し、早急に抜本的な対応をとるよう要請いたしました。
伊豆・小笠原諸島周辺海域における外国漁船の違法操業への対応について国土交通大臣に緊急要請しました。
緊急要望 平成26年11月7日