東京都は、平成27年度予算を発表しました。舛添知事が初めて編成する本格予算です。
知事は昨年末に今後10年間の『東京都長期ビジョン』を発表しました。これは、都議会自民党の提言がベースとなった「東京を世界で一番の都市に」する長期計画です。また、同時に3年間の数値目標を掲げた実施計画も発表されました。
この計画の実現に向けた、財政的な裏付けの第一歩が今回の予算になります。世界で一番を目指すということは、都庁の高い目的意識と大幅な意識改革が必要であり、従来どおりの予算編成ではなし得ないことでもあります。職員一人ひとりの能力向上と都庁組織の総合力が試されています。
今回の予算で、注目すべき点は二つあります。一つは、41年ぶりに職員定数を増やしたことです。2020年(平成32年)東京五輪を控え、これからの5年間は次世代に引き継ぐ東京のレガシー(財産・遺産)を築く重要な時期。都市機能を進化させるインフラや施設整備、安全・安心を担保するための揺るぎない執行体制の強化に、技術系職員等の人材確保は欠かせません。
二つ目は、「東京を世界で一番の都市に」するため、集中的・重点的に継続した政策展開を担保する基金を創設したことです。平成26年度最終補正予算と本予算で「防災街づくり基金」など7基金を設け、長期的な見地から着実に目標を達成する基礎をつくりました。
予算をつぶさにみますと、①史上最高のオリンピック・パラリンピック開催にふさわしい都市の実現、②一人ひとりが幸せを実感し、夢と希望をいだくことのできる都市の実現、③日本経済を力強く牽引し、世界をリードするグローバル都市の実現、④東京の将来の礎を築き、持続的発展が可能な都市を実現、と大きく4項目に区分され、必要な経費が組まれています。
こうした項目は我が党の基本姿勢と軌を一にするものであり、都民の生活を向上させる予算となっています。
都議会自民党は政策実現を確実にするため、党内に政策推進総本部を設け、強固な財政基盤の確立をはかり、継続して予算の執行、事業の進行を把握し、「東京を世界で一番の都市に」するため、全力で取り組んでまいります。
予算の詳細につきましては、下記の復活予算の概要、予算原案の概要をご覧ください。
また、これら予算に関する都議会自民党のコメントは、幹事長談話をご覧ください。
※予算の詳細は都のホームページをご覧ください。
● 平成27年度復活予算案の概要
● 平成27年度予算(原案)の概要