本年4月以降、小笠原諸島周辺海域には、中国船とみられる密漁船が出没し、9月以降はその数が急増し、船団を構成して操業しています。
密漁船が都の保護をしている貴重なサンゴ資源を略奪していることはマスコミ等で報道されています。また、多数の大型密漁船が漁場を占拠しているため地元漁船の操業や航行を妨害しており、地元が設置した漁具の切断など、被害も生じています。
多数の大型船による組織的な犯行は、小笠原諸島に住む人々に「島の安全すら脅かされかねない。」と、大きな不安を抱かせています。
領土・領海を守ることは、国が果たすべき基本的な責務です。
そこで、こうした尋常ならざる事態を踏まえ、都議会自民党は、住民の不安を解消し、貴重な水産資源を適切に保護するため、また、万が一にも起こってはならない不測の事態を未然に防止するためにも、外国漁船による違法操業への抜本的な取締強化を国に強く働きかけるよう要望いたしました。
小笠原諸島周辺海域における外国漁船の違法操業への対応について緊急要望を行いました。
緊急要望 平成26年10月10日